NASA、有人月探査に挑む18人発表 アポロ計画以来

ワシントン=香取啓介
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 米航空宇宙局(NASA)は9日、アポロ計画以来となる有人月探査を目指す「アルテミス計画」の米国人宇宙飛行士18人を発表した。日本など、計画に加わる協力国の宇宙飛行士も今後加わるとしている。

 選ばれた宇宙飛行士は、月の軌道を回る宇宙ステーションや月面活動に携わることになる。米国はトランプ政権のもと、2024年の月面着陸を目指している。

 18人は55歳から32歳でスペースシャトル搭乗経験者も2人いる。11月中旬に、野口聡一宇宙飛行士とともに民間初の有人宇宙船スペースXのクルードラゴンに乗り、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在しているビクター・グローバーさんや、328日間宇宙に滞在し女性最長記録を持つクリスティーナ・コークさんも選ばれた。9人は初飛行となる。

 アルテミス計画への参加の前提となる基本原則には日本や英国など9カ国が署名している。日本の宇宙ベンチャーで民間初の月探査を目指している「ispace(アイスペース)」もNASAが行う月の岩石などの収集プロジェクトの4社に選ばれている。(ワシントン=香取啓介)

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