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NY株反落、105ドル安 米経済対策の協議難航で

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  • 元HSBC証券会社社長/ 京都橘大学客員教授/ 実業家 

    米国株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は一時、取引時間中の最高値を更新しましたが、前日終値比105.07ドル安の3万0068.81ドルで終了し、ナスダック総合指数は243.82ポイント安の1万2338.95で引けました。

    市場には大きなニュースは無く、昨日の下落の主な要因は景気刺激策を巡る交渉膠着と利食いの売りと言えます。超党派からの提案の9080億ドルよりも規模が大きい9160億ドル規模となっていますが、合意に向かう気配は今のところありません。

    また、米国での足元の新型コロナ感染拡大の収束気配を見せておらず、ジョンズ・ホプキンス大の最新の集計では累計の感染者は1517万人と1500万人を超えているほか、1日の新規感染者も18万~20万人が連日確認されています。

    為替市場では、米ドルインデックスが4日連続上昇しました。これは9月以来の出来事ではあるが、値幅は小さく単なる小休止に過ぎない感じに見えます。


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