国家公務員試験に「デジタル枠」新設へ…専門人材を確保
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「デジタル」じゃなくて「サイバー」の方がまだ相応しくない?というボヤキはさておき、いい流れですね。
官公庁に感じていた情報分野への縁遠さのようなものがさらに解消されることでしょう。
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これは筋の良い話です。
国家公務員試験には、もともと様々な区分がありますが、既存の工学などの区分で採用して、デジタル分野に配属するなどとすると、採用する側は今まで通りのルーティンで仕事ができて楽かも知れないが、採用される学生の立場からすると希望の仕事にたどり着けるか曖昧で、なかなかこれを「目指す」という感じにならない。
やっぱり新しい枠を作って、それを目指して勉強するという流れを作りすのは大事なこと。
学生や学生を送り出す大学の立場に立てばこうなる。そういう姿勢で採用を頑張るというマインドの切り替えが感じられる動きです。既存の技術系職種の一つである「数学職・情報職・物理職相当」に近いかもしれません。「数学職・情報職・物理職相当」の区分は、年金のマクロ経済スライドの数理的なシミュレーションなどで厚生労働省、統計調査の企画・設計等で総務省、等で既に活躍していますが、呼称はさておき、国家公務員に専門人材を増やしていくという方向性は良いことだと思います。
個人的には専門人材だけでなく、国家公務員全体のデジタルリテラシーを高めることにも注力していただきたいと思います。
デジタル化の肝は絶対利用・提供する側にあります。
「こういうことをしたいんだけど」と要件を出すためにはデジタルリテラシーが高いことが必須です。
スマホ・タブレット使えない人、アプリ使えない人がいる中ではデジタル化にもブレーキがかかってしまいます。
組織の全員がどういうことができたら使う人は嬉しいんだろう、仕事が楽になるんだろうを考えれるようになること。
それを叶える1つの手段が「デジタル化」であり、リテラシーがある(=こういうことできるじゃんを知っている)と提案の幅も増えます。
やったことないのでおそらくですが、例えば高校生とかに「引っ越しする時はね、引っ越す前の市役所にこれを出して、引っ越した後の市役所に...」と説明すると、「そんなんスマホでこうできるだけで良いじゃん」と素晴らしい回答が返ってくると思います。デジタルリテラシーの高さ故です。