[8日 ロイター] - 電動旅客機の開発を目指す米新興企業ジョビー・アビエーションは8日、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの「空飛ぶタクシー」事業、エレベートを買収すると発表した。

ジョビーは条件を公表していないが、同社にウーバーが7500万ドルを追加投資することで合意したと明らかにした。これによりウーバーのジョビーに対する投資は総額1億2500万ドルとなる。

ジョビーは2009年の創業以来、総額7億2000万ドル超を調達しており、その大半はトヨタ自動車からだ。

ウーバーは7日には自動運転車部門を新興企業オーロラに売却すると発表しており、エレベートと合わせて2日間で資金を浪費する2つの赤字部門売却を発表したことになる。

エレベートは16年に発足、米ロサンゼルス、ダラス、オーストラリアのメルボルンで23年に空飛ぶタクシーサービスを開始すると約束していた時期もあった。

ウーバーとジョビーは8日、相互のサービスを自社のアプリに統合し、将来に顧客が地上輸送と航空輸送を継ぎ目なく予約できるようにすると表明した。