[8日 ロイター] - バイデン米次期大統領は、ピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長を重要な大使職に指名する方向で検討を進めており、中国大使に指名する可能性がある。ニュースサイトのアクシオスが8日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。

ブティジェッジ氏は国連大使の有力候補の1人だったが、アクシオスによるとバイデン氏が起用を見送った。

バイデン氏の事務所はロイターのコメント要請に応じていない。

アクシオスは、民主党内ではブティジェッジ氏が再び大統領選に出馬する可能性があるとの見方が強く、同氏が中国大使を務めれば中国側に将来の大統領候補をよく知ってもらう機会になると伝えた。

だが、国内の要職への起用も検討されているという。

ブティジェッジ氏は今回の大統領選の民主党予備選でバイデン氏と争ったが、選挙戦から撤退した後はバイデン氏を支持してきた。