[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦政府のつなぎ予算が11日で切れるのを前に、議会は政府閉鎖の回避に向け1週間の予算延長について週内に採決する。民主党のペロシ下院議長と上院共和党トップのマコネル院内総務はコロナ経済対策を1兆4000億ドル規模の包括的な歳出法案と一本化することを目指しており、合意に向けた時間を稼ぐ。

マコネル氏と民主党のホイヤー下院院内総務は7日、上下両院が協議をさらに1週間続けるため予算延長について週内に採決を行うことをそれぞれ発表した。

ホイヤー氏はツイッターで「政府支出についてまだ合意できていないのは残念だ」とした上で、下院は政府閉鎖の回避と協議継続に向け、9日に1週間のつなぎ予算について採決を行う、とした。

マコネル氏は上院の具体的な採決日を明らかにしなかった。同氏は約5000億ドル規模のコロナ対策を訴えている。一方、1週間前には議会の超党派グループが9080億ドル規模の救済法案を提出した。

同氏は上院の議場で「民主党議員から一定の望ましい兆候が見られているが、政策に関する基本的な意見の相違が一夜にしてなくなると考える理由はない」と述べた。

一方、国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は、米紙ワシントン・ポスト紙とのインタビューで、追加コロナ経済対策を巡る協議は正しい方向に進んでおり、トランプ政権と議会は合意に近づいているという認識を示した。

*内容を追加して再送します。