[チューリヒ 7日 ロイター] - 世界経済フォーラム(WEF)のボルゲ・ブレンデ総裁は7日、欧州の新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、2021年の年次総会(ダボス会議)をスイスではなく、シンガポールで開催すると発表した。

ロイターが確認した電子メールによると、ブレンデ総裁は「21年の年次総会を5月13─16日にシンガポールで開催する」とした。

総裁は「当初はスイスのルツェルンとビュルゲンシュトックで開催することを計画していたものの、欧州における新型コロナを巡る現状を踏まえると、スタッフや参加者、コミュニティー全体の健康や安全を確実にする環境を整えられる公算は小さい」と説明。「シンガポールはパンデミック(世界的大流行)対応で成功してきた」と述べた。

通常1月に開催されるダボス会議はのパンデミックを受けて、5月に延期されていた。