2021/1/15

【鈴木啓太】空中分解、資金枯渇、倒産がチラつく苦境続きの起業

NewsPicks エディター

ピンチの連続

事業を始めてから、大変なことは数えきれないほどありました。
まさにピンチの連続。ゼロからものをつくりあげる過酷さを、身に染みて感じました。
起業1年目は経営の素人で、社会人としても1年目のようなもの。ファイナンスなどのお金の面はもちろん、組織や企業運営の知識がないところからのスタートです。
AuBの創業時。
そもそも、「アスリートの腸内環境は一般の人とは違うはず」という可能性を探るところから始めたのに、大事なアスリートの便すらなかなか集まらない。便の提供をお願いしても、「何に使われるかわからない」と怪訝な顔をされることも少なくありませんでした。
ただ、誰でも便の提供を頼まれたら躊躇するものです。私たちとしては、知人のアスリートはもちろん、トレーナー、栄養士の方々に、自分たちが研究する理由と「アスリートのためになる」ということを、丁寧に説明し続けるだけでした。