[クアラルンプール 5日 ロイター] - ソニーは5日、マレーシアで生産オペレーションを統合するため、ペナン工場を閉鎖すると発表した。

同社はロイターに宛てた電子メールで、投資・事業オペレーション見直しの一環として、市場環境や事業成長潜在力といったファクターを常に検討していると説明。ペナン在勤の人事部門責任者、Ric Ong氏は「この見直しの一環として、ソニーは操業面の効率化をさらに図るため、ペナンのオペレーションをスランゴールに移管することで生産オペレーションを統合する」とした。

ペナン工場は操業を来年9月30日までに終え、2022年3月末までに閉鎖する。影響を受ける従業員は約3600人。従業員の一部は他工場へ異動するとみられている。

ペナン工場は主に家庭用オーディオ機器、ネットワークウォークマン、ヘッドフォン、バッテリー製品を製造。一方、スランゴール工場は液晶テレビ、ブルーレイプレーヤーなどを製造している。