(ブルームバーグ): スイスの銀行クレディ・スイス・グループのウルス・ローナー会長は、UBSグループとの合併は「不合理」ではなく、メリットをもたらすだろうと述べ、最大の競合行との統合を検討する可能性をこれまでになく強く示唆した。
2021年に任期満了で退任するローナー会長は、同行とUBSは米国の競合行より規模が小さく市場での評価額も低いとした上で、単一の組織となれば影響力はより大きくなると、スイス紙シュバイツ・アム・ウォッヘンエンデとのインタビューで語った。
合併に関する「うわさ」についてはコメントしないと述べる一方、そのようなシナリオについて考える義務が銀行の会長にはあるとの見解を示した。
数週間前にはクレディ・スイスのトマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)が、買収の可能性を検討することを明らかにした。それ以前にはUBSのアクセル・ウェーバー会長が、競合行との合併を計画しているとの報道を否定した。
原題:Credit Suisse’s Rohner Signals Bank May Mull Merger With UBS (1)(抜粋)
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