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ソマリアは、1980年代から内戦が続く世界最貧国の一つです。しかし、同時に多くの外国がこの国に介入してきています。
 まず、1992年に国連が内戦を終結させようとして平和維持部隊を派遣しましたが、米軍が『ブラックホーク・ダウン』で知られる18名の死者を出して撤退。以後、ソマリアは米国にとって因縁とトラウマの地になりました。
 以後、アル=カーイダ系勢力などがソマリアで跋扈することになりました。アル=カーイダやイスラーム国というのは、失敗国家があると、そこに自分たちの国をつくろうとして集まってきます。
 さすがに放置はできず、2007年にはエチオピア軍とケニア軍を主力に、アル=カーイダ系勢力と戦闘に入り、今に至ります。米軍は、それを支援するかたちで、数百名とはいえ兵士を派遣してきました。
 こういう国にこだわり続けることがどれだけ米国の利益になるのか、考える余地はあるでしょう。ただし、このアフリカ北東部、いわゆるアフリカの角で紛争が広がりつつあることは確かです。当事者の一つ、エチオピアにはソマリ人も多く住み、内戦の火種でもあります。トルコやUAEといった地域覇権を狙う諸国が、軍を駐屯させるなど、影響力拡大の場として、ソマリアやジブチなどを理由しています。また、中国と台湾が影響力を競っている地域でもあります。
任期の最後にあれやこれやの理由でできなかったことを一気にやってしまおうとするトランプ大統領。世界がどうなろうと、後は野となれ山となれを実践する大統領。
ソマリアといえば、政治が混乱し国民が困窮して一時は“ソマリアの海賊”の出撃の舞台になった国。ソマリアとイエメンとの間にあるアデン湾はスエズ運河を通過する日本の船舶が必ず通る要路で、海賊の被害から日本の船舶を守るため、自衛隊が派遣されたときにはちょっとした騒ぎが国内で起きました。国の体をなさないほど混乱したソマリアを拠点にすることはできないので、自衛隊は隣のジブチに拠点を置いていて、そのジブチには、中国が巨大で恒久的な基地を港に面して築きつつあるらしい。そういった微妙な地域から米国が撤退するわけですね・・・ 遠いアフリカのことではありますが、我が国にとっても大きな影響がある出来事のように感じます。
【国際】少なくとも「任期中に戦争をしなかった」ことはトランプ政権の外交・安全保障政策における功績だと思う。トランプ大統領というよりは、外交・安全保障政策スタッフによるところが大きいとは思うが。
駆け込み撤退