[ワシントン 3日 ロイター] - 米下院民主党は次期下院外交委員長にグレゴリー・ミークス氏を、次期下院農業委員長にデービッド・スコット氏をそれぞれ選出した。両氏ともに黒人として初めてそれぞれの委員会トップを務めることになる。

ミークス氏はイラン核合意と世界保健機関(WHO)への復帰、宣戦布告に関する議会の従来の権限復活について「新たな取り組み方」を考えていると表明。

「米国のリーダーシップ不在を感じてきた国際社会に再び関与するだけでなく、外交政策への伝統的なアプローチを再考する必要がある」と指摘した。

現下院外交委員長のエリオット・エンゲル氏は民主党の下院予備選で急進派の候補に敗退した。新議会は来年1月3日に招集される。

一方、スコット氏はジョージア州選出の下院議員としても初めての農業委員長となる。11月の議会選で敗退したコリン・ピーターソン委員長の後任となる。

スコット氏は「農村部と都市部を分断する断層線は根深く、気候変動は米国の食料供給を脅かしている」と指摘、委員長としてこれらの課題への対応を主導するとした。