[チューリヒ/ジュネーブ 3日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は海外渡航の正常化に向け、新型コロナウイルスに感染し回復したことを示す「免疫パスポート」の発行を各国に提言しない一方、ワクチンを接種したことを示すデジタル証明書導入の可能性を模索していると明らかにした。

WHOは10月、エストニアと連携し、ワクチン接種のデジタル証明書発行を試験的に開始しており、これと似通った証明書となる可能性がある。

また、エストニアはこれとは別に独自のデジタル免疫パスポートを試験的に導入しているが、WHO高官はWHOが免疫パスポートを提言しないという指針を堅持すると強調した。