五輪会場「泳ぎやすい」 初大会で選手ら高揚

東京オリンピック会場となる東京アクアティクスセンターで無観客開催となった競泳の日本選手権=3日、東京都江東区(桐山弘太撮影)
東京オリンピック会場となる東京アクアティクスセンターで無観客開催となった競泳の日本選手権=3日、東京都江東区(桐山弘太撮影)

 東京五輪会場の東京アクアティクスセンターで競技会が開催されたのは、今回の日本選手権が初めて。泳ぎ終えた選手の多くからは、「泳ぎやすい」という声が上がった。

 2016年リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野は「天井が高いし、広いのでプールが短く感じる。素晴らしい泳ぎ心地で、来年が楽しみ」と好印象。2大会連続五輪代表の鈴木聡美(ミキハウス)は「ここで国際大会が行われるんだとドキドキしながら入場した。また(あの気持ちを)味わいたい」と高揚感を隠せなかった。

 これまで聖地だった東京辰巳国際水泳場とは違い、プール全体を客席が囲んでいるため「圧倒された」との声もあった。女子100メートル平泳ぎを制した渡部は「正直、予選は広さに圧倒されて緊張してしまった」と吐露。男子200メートル自由形で五輪金メダル候補の松元も「いつもとは違って緊張した。海外のプールで試合している感覚」と振り返った。

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