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そして、それを裏付けるアンケート調査結果などは豊富に見るのですが、「なぜ?」という点について考えてみました。
・子どもの頃から、環境・社会問題に関する教育を受けている
・デジタルネイティブ故、グローバルと常に繋がっており、グローバルでの貧困、環境破壊の状況をタイムリーに目にしている
・PCやスマホを使って気軽に社会貢献できる施策(デジタルチャリティー)が存在する
特に、2つ目の「SNSを通してグローバルの動向を常に身近にキャッチ出来る」というのは大きい気がしました。
“ミレニアル世代は、自分のことを約41%が「人間」、約20%が「世界人」と捉えており、国、宗教、人種を超えた「地球市民」という考え方をしている”と聞きました。
私たちの世代は、自分を表す#が「日本人」「女性」みたいになると思うのですが、そこの感性が全く違う、と。
更にSNSも、You tube、twitter、Instagramなど視覚的に訴えかけるもの(文章も短文)の利用率が高いことから、例えば海洋汚染により突き刺さったプラスチックで苦しむウミガメの映像や、発展途上国で飢餓状態にある子供の表情などに、直感的に痛みを感じ、すぐにデジタルチャリティーなどで手軽な支援に繋げられる、ということでしょうか。
どうもこの手の話は、各社がミレニアル世代、z世代へのマーケティング文脈(サスティナブルな商品開発、ブランディング等)に矮小化して捉えているような気がするのですが、もう一段奥に何があるのか、本質的に私たちの世代(企業体の意思決定権を持つ層)が何を考えていかないといけないのか、どのような価値観の変革が必要なのか、を考えていきたいと思っています。
ことSDGsについては、大塚さんがおっしゃる「なぜ」の部分は、私もSDGsの講義や講演などで大学生や高校生と話していて同じ様に感じています。むしろSDGsが掲げる目標に「違和感を持たない」「むしろ当たり前」と感じる人が多いとすら思います。
例えばその理由として、
・ 東日本大震災の被災地の復興支援の様子をみてきた当時の中学生〜高校生が20代になっている。彼らの多くは、エネルギー利用のあり方、防災のあり方など、SDGsが課題として掲げていることを日頃から見聞きしたり考える機会があった。
・ インスタグラマーやYoutuber、いわゆる「オネエタレント」と呼ばれる方々など、自分らしい生き方で成功している(ように見える)同世代を日々ネット上でみているので、多様な働き方や多様な生き方を社会は認めて当たり前、と考える。
などに触れて話をしてくれる学生さんが比較的多いと思います。
加えて、「SDGsに取り組んでいて成果がある/進捗のある企業はホワイト企業だと思うので、就職先として考えている」という就活生の声もよく聞く様になりました。20代のSDGsへの関心の高さは、就職先を選ぶひとつの尺度としてSDGsを活用していることの現れかもしれないとも思います。
そういう意味ではカルチャーにもなっていると思いますが、各アクションが本質的にどの程度のインパクトがあるのか、それはビジネスになるのかなどを考えることが持続可能性につながると思います。
今からコロナ禍で大変な時代。就活やせっかく就職してもリモートの中で、学びに苦労する若手も多いと思う。
コロナは時間がかかるが必ず収まるし、その際、「SDGs・ESG」への高い意識は必ず新しい変革の原動力となる。
2025年には日本でも、労働人口の半分がミレニアム世代であり、デジタル&ソーシャル・ネイティブ!
私のような50前の人間は、若手が新しい道を切り開く素地を創ることに注力して、彼らを全力で応援に注力したい。
若い人材の情熱に火をつけることが大切!
STAY GOLD!!