2020/12/4

【新】戦国武将の生き方は「起業家」と同じだ

房野 史典
吉本興業
まるで預言者のように、新しい時代のムーブメントをいち早く紹介する連載「The Prophet」。今回登場するのは、「日本史芸人」として活躍する、お笑い芸人の房野史典氏だ。
2000年、お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」（旧コンビ名「ブロードキャスト」）としてデビューした房野氏は、名古屋を中心にテレビ・ラジオで活躍。
しかし全国的なブレークには至らず、キャリアで悩んでいた30代に、趣味の歴史に関する雑学エピソードをFacebookで紹介したことで才能が開花する。
以後「日本史芸人」として数冊の本を出版。芸人ならではの痛快さで、難解な歴史をコミカルかつドラマチックに解説する語り口が評判になり、学校や企業から講演に引っ張りだこに。コロナ下でも小学生などを対象に、Zoomでの講演を多数行っている。
そんな房野氏の最新刊が、『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう』（幻冬舎）だ。
「桶狭間」から「関ヶ原」まで、誰もが名前だけは知っている戦国時代の「戦（いくさ）」の核心部分をストーリー形式で紹介する本書には、現代にも通用する学びが満載。
ビジネスにも役立つこと請け合いの、「歴史の味わい方」を、3回にわたってお届けする。
房野史典（ぼうの・ふみのり）
1980年岡山県生まれ。名古屋学院大学卒業。お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミ担当。無類の戦国武将&幕末好きで、歴史好き芸人ユニット「六文ジャー」を結成し、歴史活動も盛ん。初の著書『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』（幻冬舎）がブレーク。その後の著書に『時空を超えて面白い！ 戦国武将の超絶カッコいい話』（王様文庫）、『笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語』（幻冬舎）がある。