保育事業を核に目指す 女性が働き続けられる社会づくり

「女性のライフステージを応援する」という理念を掲げて、保育事業を主軸に家事や介護などの家庭総合支援事業も展開しているテノ. ホールディングス。1999年の創業から20期連続増収を続けており、「100年企業」を目指している。

池内 比呂子(株式会社テノ. ホールディングス 代表取締役社長)

専業主婦が一人で始めた事業が
20年間で売上高100億円に

1999年、福岡市内のマンションの一室で、専業主婦だった一人の女性が始めたベビーシッター事業。それから事業内容とエリアを拡大し、20年にわたり連続増収を続けてきたテノ. ホールディングス(本社:福岡県福岡市)は、2018年に東証マザーズ、福証Q-Boardに上場した。今や売上高は100億円を突破し、従業員は1600人(正社員のみ)を超える。

社名は、「手の」ぬくもりまでも伝えたいという熱い想いに由来する

「外資系企業で働いており、26歳で結婚しました。しかし、子どもに恵まれなかったので、代わりにやりがいのあることをしたいとベビーシッター事業を始めたのです」と代表取締役社長の池内比呂子氏は語る。

「当時、子どもが生まれたら会社を辞めてしまう女性が多いことに問題意識を持っていました。女性が育児や家事、介護をしても働き続けられるようにサポートしたいと考えたのです。起業して最初の月の売上高は、わずか4万8000円でした」

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