アレシボ天文台が崩壊 プエルトリコの巨大望遠鏡
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>コメント再々掲
「アレシボ天文台は数年前に中国のFASTができるまで世界最大の単一鏡電波望遠鏡でした。地球外知的生命体に向けたメッセージ(アレシボメッセージ)でも有名。」
11月のニュース記事
https://newspicks.com/news/5411330
8月のニュース記事
https://newspicks.com/news/5161284つい数週間まえに退役が決まった矢先。いづれもう使われない運命だったとしても、これはショック。。僕の子どもの頃の図鑑にも載ってて、SETIの他にも水星の自転周期を突き止めたりだとか、惑星科学にも多大な貢献をしたアンテナです。
壊れてしまっても、宇宙探査の歴史に永遠に記憶されるでしよう。ありがとう、アレシボ。先日から、老朽化の進行ですでに手が付けられない状態とは報道されていましたが、もうこの時が来たか、という感じです。すでに望遠鏡の大きさ世界一は中国内陸部の貴州省にある500m球面電波望遠鏡に譲っていますが、それでも例えば牡牛座のかに星雲の中に中性子星が存在する証拠を提供するなど、天文学へ大きな功績を残しました。
もっとも電波望遠鏡は、今は一つの巨大な望遠鏡よりも、複数の比較的小さな電波望遠鏡を近い位置に設置して、そこからの見え方の差を用いて観測するのが主流になってきており、たとえば日本の研究機関はチリのアタカマ砂漠の標高5000mの高地にあるアルマ望遠鏡を使っています。単純な比較はできませんが、16kmの大きさをもつ電波望遠鏡と同じことができるものです。
電波望遠鏡の世界も世代交代ということになるのでしょう。