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2020米大統領選

2020年11月に行われた米大統領選。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン氏が争い、バイデン氏が勝利した。

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どうなるトランプ後の世界と日本~激戦州の記者リポート デジタル毎日交流イベント詳報

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米大統領選や米国の今後の展望について語り合った交流イベントの様子=ウェブ会議システム「Zoom」から
米大統領選や米国の今後の展望について語り合った交流イベントの様子=ウェブ会議システム「Zoom」から

 激戦となった米大統領選を受け、毎日新聞の古本陽荘・北米総局長(ワシントン特派員を2度経験)、統合デジタル取材センターの國枝すみれ記者(元ロサンゼルス、メキシコ市、ニューヨーク特派員)、米国政治が専門の横江公美・東洋大教授が11月25日、オンラインで開かれた「デジタル毎日」有料会員との限定交流イベントで現地の様子や今後の展望について語った。司会を務めたジャーナリストの堀潤さんの進行で、「どうなるトランプ後の世界と日本 激戦州の記者リポート」と題した討論は白熱。予定時間を超えて2時間近くに及んだ。主なやりとりを紹介する。(敬称略)【石山絵歩、篠田航一】

堀 米大統領選を見て、今後の米国のキーワードは何だとお考えですか。

國枝 米国はどんどん「中南米化」しています。自分が特派員として中南米で3年半取材した経験からそう思いました。

古本 米国は「自分探し」をしている状況だと思います。米国自身が、この国はどういう国なのかの答えを探し、模索している時期がしばらく前から続いていますし、これからも続くと思います。

横江 私は世代論から見た「ミレニアル世代の時代」です。オバマ前大統領が大統領選で勝利した2008年が大きな世代の変わり目で、そこから40年続くと言われています。実はオバマ現象もトランプ現象も世代論で考えると、いろいろと見えてくるところがある。そこに注目しています。

堀 それではまず、現地で取材した記者からのリポートとして、オハイオ州で取材にあたった國枝さんにお話をうかがいたいと思います。

中南米化した…

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