すでに地域によっては、医療機関の病床が不足し、増床や患者の転送を余儀なく必要とされるケースも出てきてしまいました。医師が急遽動員された事例も聞いています。

ワクチンまでの道のりもあと少しというところである一方、これだけの感染拡大は、それだけウイルス側が変異の機会を指数関数的に増やすことにもつながっています。

ワクチンはこれだけ数多く開発されているにも関わらず、残念ながらほぼ全てのワクチンがウイルスの同じ場所を標的にしているため、多くの関連のない変異は気にする必要はないものの、スパイクプロテインに関わる一つのクリティカルな変異がたちまち全てのワクチンを無効化する最悪のシナリオも考えなければなりません。

感染拡大を防ぐことは、ワクチンを守る意味でも重要です。