大量の仕事を手放したら入ってきた、こんまりNetflix進出の裏側 - Be Yourself
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◆仕事もコンマリメソッド、手放す勇気を持つ大切さ
近藤麻理恵さん(コンマリ)の旦那さん・川原卓巳氏の記事。彼女を米国で大ヒットさせたのは彼の功績だとよく言われているが、その本質について語っている(もっとも詳しくは彼の著作に載っているらしい)。ここでのメインメッセージはタイトルの通り「大量の仕事を手放したら Netflixの企画がやってきた」ということだ。
コンマリメソッドの本を米国のメディアに持ち込み、NYタイムスの名物記者が取り上げてくれたことで一気に話題になり、その後全米を渡り歩いての講演とプロモーションの日々。その活動で本も名前も売れたのだが、ある日当のコンマリが限界にきた。ホテルの窓際に立っている彼女の様子をみてヤバいと思った彼は沢山あった仕事のオファーを断りまくる。その中で自分達にとって本当に大切な仕事をだけやっていると大きなチャンス(ここではNETFLIX)がやってきたという。
まさに仕事でもコンマリメソッドで「ときめくモノ」だけを残して他は捨てなさいという非常にまとまりのいいお話なのだが、実際はそう簡単なものではない。特にフリーで仕事をしている彼らは必死に仕事を求めて全米中にプロモーションしていたわけで、ようやく得たチャンス(仕事の大量オファー)を断るというのは相当な勇気がいる。売れっ子の芸能人も同じ、フリーで苦労を知っている人ほど難しい選択になる。
重要なのは沢山集まってくる状態で手放すことだ。もし売れる前の何も持っていない時だったらどうだろうか。手放す以前に欲しくても何も手に入らない状態。それに対して沢山あったものを手放した状態。状態という意味でどちらも「空っぽ」は同じだが周囲にとっても本人とっても意味が違う。一度得たモノを手放すのは辛く、精神力が必要な作業であり、それを経て最初の状態に戻るところに大きな意味がある。
友人はこの事を「真空の法則」と呼んでいた。自分の手元にあるモノを手放すともっと素敵なモノがやってくる。手放さないとやってこない。お金持ちが言う「金を使えばもっとやってくる」も同じかもしれない。手放す勇気を持つことは難しいけど大きな前進になる。