コーヒー予算 気象庁の憂鬱
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注目のコメント
予算が少ないと感じているのはどこの官公庁や役所でも同じだと思いますが、気象庁はなまじ現場が頑張っているのでなかなか問題が表面化しないのかなと感じることはあります。例えばソフトウェアを自作してしまうなどというところにそれが現れており、民間企業でも多少知識がある人がVBAでマクロを組むなどということはやるかもしれませんが、気象庁は気象衛星の画像を解析するのに便利になるようなソフトウェアを自前で開発し、ひまわりの画像を解析するならこれを使うといいですよ、とホームページで配布しています。普通なら気象衛星の導入時にベンダーにソフトウェアの提供も求めるところであると思われますが、そのようにして費用を削減し、職員の専門技術で乗り切っているような状態です。
すでに東京での気象観測地点も北の丸公園に移され、人間がやらなければならない現在天気の判定や視程など一部の項目を除いて観測はほぼ自動化されたような状態になっています。気象観測については気象庁が自前でやることにこだわらず、観測機器の検定と観測方法や環境の確認をきちんと行うようにして、気象庁以外の機関でもどんどん行ったほうが良いかもしれません(たとえば気象観測船については同じ国交省の海上保安庁に相乗りすることもできるかもしれません)。
気象庁も虎ノ門のビルに入居する一つのテナントのような扱いになりましたので、今後気象庁に求められるのは観測などでどんどん現場に出ることというよりは、情報を受け取る側の立場で、適切なタイミングに適切な情報を提供することを考えることになるのかなと感じています(特定の情報が欲しい、言ってみれば意識の高い人は別途気象会社から情報を得ているので、まずはインターネットすら不自由で防災無線に頼っているような人をターゲットとすべきかと思います)。充実した記事でした。この記事、本当に丁寧に取材されていて尊敬します…。しかし、懐事情はそうなっているんですね。昔は防災情報に力を入れていなかったんですね。今は気象台が地域向けに防災講座を開催したりしていますけどね。私もそこでたまに講師をやったりしています。
気象庁の方々にお世話になっている事はりかいしていますが、コーヒー予算と言う呼び方聞き捨てならない!と思いました。
でも、クールジャパンの予算と気象庁の予算がそこまで変わらないと思うと憂鬱になる気持ちもわかります。
https://www.cao.go.jp/cool_japan/platform/budget/pdf/2019_gaiyou.pdf
なんちゅうか、清貧で乾いた雑巾を絞る部署と、穴の空いたバケツの部署との格差がひどいとは思いました。お金の使い方が下手くそ。いや、印象ですよ。