[東京 26日 ロイター] - 財務省は26日、国債投資家懇談会と国債市場特別参加者会合をそれぞれ開催し、2021年度の国債発行計画策定に向けた議論を始めた。年限債別では20年や40年物に増発余力があるとの意見が出たほか、発行全体を抑制できるなら短期債を優先的に減額すべきとの声があった。

会合後に同省幹部が語った。2年や5年、10年物は増減いずれも「ある程度の幅なら可能との意見が多かった」という。累次の新型コロナ対策で急増した短期債を減らす場合は「6カ月物を先行させるべき」との意見もあった。