[ワシントン 25日 ロイター] - 米商務省が25日に発表した10月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比0.5%増と、前月の1.2%増から伸びが減速した。ただ、市場予想の0.4%増ほどは鈍らなかった。

一方、個人所得は0.7%減少し、市場予想の横ばいに反して落ち込んだ。失業給付の期間切れが影響したとみられる。前月は0.7%増だった。

JPモルガンのエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は「直近の新型コロナの感染拡大がなければ、第4・四半期の国内総生産(GDP)はかなり堅調に推移しただろう」と指摘。「ただ、足元の感染拡大を考慮すると、11─12月に指標軟化が顕著になるとみている」と述べた。

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