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NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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インターネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、旅行予約サイト、ポータルサイト、電子書籍や各種デジタルコンテンツサイトなどを運営。FinTech事業では、楽天カードを中心に銀行、証券、電子マネーなどの金融関連サービスを手がける。楽天エコシステム(経済圏)のオープン化を推進。
業種
総合Eコマース
時価総額
1.86 兆円
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内容に深さのある本質的なインタビューでして、内容は弊社理解とほぼ同じです。少し補足でコメントさせて頂くと、
- 日本の生鮮/スーパーのEC化率は2%と低いので、どこが覇権を握るかではなく、ネットスーパーというサービスが世の中に普及してくフェーズにあります。つまり切磋琢磨してサービスレベルが上がりスタンダード化していくために、今回の楽天・KKRのニュースは非常にpositiveです。
- 従来日本同様この領域のEC化が進んでいなかったアメリカでは、このコロナで生鮮のEC化率が10%を超えており、完全にEC化が定着したと言われています。要因はInstacartの配送キャパの増加の柔軟性の高さやWalmartなどのリアルプレーヤーが配送キャパに依存しない店頭受け取り方のネットスーパー事業に投資したことにあります。
- スーパーは各地にローカルで強いドミナント企業がいるので、都心部方のネットスーパーは西友、IY、AEON、ライフなどを軸に進むと思いますが、他方地方については各地方の大手スーパーのデジタル化をしっかり進めることが必要だと捉えており、弊社も地方スーパーとの取り組みをどんどん強めています。
結果をみれば、いい着地だったのかもしれません。
楽天は西友のDX支援をするために、出資したと答えています。方々でDXDXと言われるようになった今、先進的な取り組みとはあまり感じられませんでしたが、EC業を長年やってきた彼らには物流の効率化のナレッジがありますし、データを元にカイゼンしていく力があります。それが西友にどうやって注入できるのか。気になります。
ここからは私見ですがKKRさんがマジョリティで入ることでお金だけでなくキツめのガバナンス(特に活動加速)やグローバル知見の獲得、そして何よりイグジット時のバリューアップが期待できるのが良いなと思いました。全体を俯瞰するとウォルマートさんサイドから見ても非常にメリットがありそうです。最初あれっと思った出資比率に納得。
・(記事でも言及されているように)ピッキングなどの自動化によってコストを下げる
・ユーザーが配送料など余分にコストを負担する
・オンライン単体では赤字でもリアルを組み合わせることで収益をあげる
ということと思います。1つ目と2つ目は当たり前ですが、3つ目をどれだけ追求できるか。オンライン注文が増えるとリアルへの訪問が増えたり、リアルも合わせた客単価が上がるなどの効果が観察されているケースもあります
このためにはネット注文+ピックアップを組み合わせたり、リアルならではの楽しさを付加するなどの取り組みが必要だと思います
その中で生鮮食品は、楽天の強みでありつつも、自前でやっていた楽天ネットスーパーが長い間うまくいかず、西友との提携を発表したのが2018年のこと。日本ではそもそも専業ではない形でネットスーパーでうまくいっている事業者がECおよびGMS両者で少なく、ローソンなど様々なプレーヤーとの提携を探る中でパートナーになったのが西友(※専業ではオイ・ラ・大地や生協は大きく成功していると思います)
ネットスーパーの業態は、コンビニを中心としたリアル店舗のサービスの強さや日本人のライフスタイルの特性もあいまって、配送スピードなど求められるサービス品質に対して配送効率や在庫効率から見たコストが見合わず、結局リアル店舗との共同在庫の中で事業展開しているため、なかなか黒字化しなかったというのが実情だったと思います。
コロナ禍で大きく需要は伸びているので、ここからが勝負だと思いますし、KKRが入ったことである意味上記のような在庫や配送を中心としてオペレーションの非効率にメスが入り、ここからようやく黒字化して投資と成長が回っていくのかもしれませんね。願わくば、もっと先の展開として、中国におけるアリババのフーマーフレッシュ(日本でいうとトライアルグループは注目)のような、ニューリテールの取り組みへと発展していくことを期待します
海外事例をベンチマークにすることは多いですが、買い方については週末まとめ買い文化の欧米と日本では異なるところがあるので、日本独自の対応が必要になりそうですね。
"グローバルで成功しているネットスーパーでは、イギリスのOcado(オカド)が一番有名ですが、一度の購入単価が高く1万5000円くらいが平均単価です。
ただし、まとめ買いの文化なので、当日配送ではなく翌日配送が基本です。サービスに求めるものが異なるので、日本市場で参考になるような例はまだまだ少ないのが現状です。"
西友でたまったデータの活用は、今後の提携にいかされそうです。
毎日スーパーでの買い物から解放されるので、すごく便利です。特に日本は年寄りが多いので便利だと思います。