コロナ不景気、特に「人手過剰」な業界とは――10月調査
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注目のコメント
この分析は極めて浅く感じます。
地方の中小印刷業界でどの様な事が起きているのか、キチンと掘り下げて貰いたいものです。
仕事全体で見た時、クライアントと制作とのやり取りなどはデザインの方向性の絞り込みの難しさや、地方独特の丸投げ原稿未整理入稿などから必ずしもスムーズであるとは限らず、それによって制作コストが嵩んだ分、印刷工程のコストを大幅に圧縮しなければならなくなるようなデフレ状況に陥っている事が有ります。
また、地方では配布数も人口に応じて少なくなり、少なくなればなるほど単価的に逓増しやすい状況のため、価格的に、単価的に折り合い付けるためのデフレマインドが無くなりません。
このため、地方の中小印刷業では自社で人を雇用し、機械を動かして印刷物を製造するより、同じ仕様で大量にかき集めて、抱き合わせ印刷でコスト削減してしまうネット印刷に外注してしまった方がまだマシと言う会社が出て来てしまうところまで業界構造が歪になってしまっているのです。
「半沢直樹」の「丸岡商工」みたいなブローカーの方が安く見えてしまいかねないのです。
それによる人材過剰の現象が現れているのだと推測する方が地方の中小印刷業界から見て感じ取れるのです。
確かに表向きは夏場のイベントなどのコロナ禍に伴う中止による影響が大きいと思いますが、CMの価格が標準価格とPRされてしまうのもまた地方の印刷業界に暗い影を落としてしまっています。
まあ、その歪な点からすれば、ネット印刷自体の仕組み的に「終わりの始まり」を感じているのですけどね。歪な構造のまま、仕事を出す方も受ける方もその歪さの蓄積は何らかの不全を起こしかねないと思うからです。
地方で地道に頑張ります。コロナは時計の針を進めました。
脱ペーパーをはじめとする脱●●が加速した一年で、これまでの慣習等で進まなかったデジタル化が進む良い契機になったのは間違いありません。