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そもそも雷は、積乱雲で主に発生しますが、主に氷の粒が積乱雲の気流により上下しぶつかり合うことで発生する巨大な静電気です。背の高い雲の上部と下部での電位差、あるいは雲の下部と地面での電位差が限界を超えると放電し、雷となって人間に観測されます。
特に冬の日本海側の地方では雷の電圧が高いことが知られており、建物火災につながる例も多く困りものとなっています。

雷の研究において、意図的に落雷させることを誘雷と言いますが、その研究の歴史は古く、たとえば有名なベンジャミン・フランクリンの凧を飛ばす実験も、凧にあえて落雷させることを狙った実験でした(危険なので良い子はまねしてはいけません)。レーザーを用いた誘雷も、日本では送電網への落雷被害を軽減させる目的で長く研究されており、仕組みとしてはレーザーで誘雷塔の上にプラズマを作り、雷を迎えに行く放電を人工的に生み出して、結果として誘雷塔にわざと落雷させるというものになっていました(欧米でもlaser lightning rod=レーザー避雷針として研究されています)。ただしレーザーを作るのに大きな装置や電力が必要であるほか、移動も難しいために費用対効果が上がらないことが悩みでした。

今回の研究では、まだ実験室レベルではあるものの、プラズマを仰々しく作らずとも、落雷させたい経路に沿って特定の粒子をレーザーで誘導して配置してやれば、そこに放電の経路を作ることができるということを示しました。
実際には地上と雲の間が離れていて、また風もある中でどのように粒子を並べるのかという問題がクリアにならなければならず、まだ夢のような話であることに変わりはありません。
動く避雷針みたいな感じなのでしょうか。実用化に期待です。
すごい!これは面白そう
ライデイン