スポーツアプリ市場ほぼ独占のアップル、デバイス戦略で勝利
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ランニングやゴルフのスコア管理、ライフログ系のスポーツ系アプリはそれ自体に課金をさせることが非常に難しい。どちらかというと、アプリで取得した顧客属性情報を元に、マーケティングオートメーションの精度を上げるなどの方法で如何に売上に繋げるか、というところだろうか。
注目のコメント
元Apple Watch1、2、3の愛用者です。
現在はGarminを利用しており、Apple Watchは使っていません。
なぜかと言うと、Apple Watchはスマートデバイスであって、スポーツ専用ではないからです。
記事にある通り、スポーツアプリだけを見ればAppleが独占し始めると読めるでしょうが、逆に自分のような実際にスポーツをする人にはApple Watchはデバイスとして出来がよくありません。
例えばGPSの捕捉速度が遅かったり、汗で濡れた手ではタッチパネルが反応しないなど、エクササイズ中に肝心の機能がレスポンス良く動きません。
一方でGarminはスポーツに特化したデバイスなので、機械的な押しボタン、必要な時に画面のライトをオンにできたり、何よりもバッテリーの持ちが段違いで、かつ、アプリそのものがとても良くできており、スポーツ用デバイスとアプリの一体性は、iPhoneとiosの関係のようによくできています。
スマートウォッチという多機能ではなく、スポーツという特定デバイスにフォーカスを当てた場合、Garminと Fitbitを合わせたシェア13%のユーザーの方が実ユーザー数は高いのではないでしょうか。
https://jp.techcrunch.com/2020/06/18/2020-06-17-global-smartwatch-shipments-grew-12-in-spite-ofeverything/
つまりこの記事にあるスポーツの用途としてApple Watchのシェアはその数ほど活用されていないでしょう。
またもう一段階進めた、SNSとスポーツアプリの領域でStravaがあり、こちらも今後の動向は要注目です。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00222/00001/「気楽にスポーツを楽しむ人々よりも上級者、さらにはプロのアスリートなどの「目標が明確なパフォーマー」に集中するため」
そういった層は専用デバイスにお金を使うことも厭わないため既にGarminやPolarにガッツリ握られていると思います。方針転換というより事実上撤退では。
市場の一番ボリュームのある層をAppleに獲られるのをひっくり返すのは比較的小さな競合他社には難しいと思います。Garminの様によりハイパフォーマンスやアウトドア用途に振り切ったニッチに生き残りを賭けるしか無いかと。
またAppleやGoogleといった二大プラットフォーマーが案外苦手なのがSNS的なコミュニティ機能。この点でStravaは今後も食われずに存外生き残れるのかな。確かにデバイスを持っている方が強くなる
スポーツは測定の精度とそれを踏まえたカスタマイズの流れであり、それをサービスがやりたいようにデータを取るためのデバイスの重要性は増している
ただ、Appleが強いとはいえ、Allin1でもあるため、特化型(Garminなど)の狙いどころはあるはず
ポイントはヘルスケアとプロフェッショナルの間を埋める部分な気がするんだけどね