[20日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は20日、米国に上場している中国企業の共同監査を実施する「具体的な計画」について、米当局とできるだけ早く協議をしたいと表明した。

ムニューシン米財務長官は8月、来年末時点で会計基準を満たさない中国などの海外企業は米市場で上場廃止になると表明。これを受け、CSRCは米公開会社会計監督委員会(PCAOB)に対し、米国が中国国有企業を任意に選び出し、共同で監査を試行することを提案した。

CSRCは声明で、米中の監査人による共同監査に向けた計画について「双方がオープンかつ専門的な態度で接し、合意に達するだろう。国境を超えた上場企業のための良好な規制環境を構築する」とした。

PCAOBは、中国の8月の提案について「重大な欠陥がある」とした上で、前向きに検討するとしていた。