SDGsは「大衆のアヘン」。資本主義に緊急ブレーキを!(斎藤 幸平)
現代新書 | 講談社
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注目のコメント
経済思想家・斎藤幸平さんにInterviewさせて頂きました[前編]。以前ぼくも書評を書き、ここで投稿しましたが、『人新世の「資本論」』では「SDGsは大衆のアヘンである」と書かれています。私人としても企業人としてもSDGsを推進している身としては初発はイラっとくるものでしたが、よくよく読むとむしろ示唆に満ちた話とわかります。
斎藤幸平さんは気候変動にフォーカスした発信がよく知られていますが、今回のインタビューでは「労働」にも焦点を当てた話を投じて下さいました。なぜ私たちは働かされなければならないのか?素朴な問いの重大な意味をかみしめます(後編はあす公開予定)。「SDGsは大衆のアヘンである」は言い得て妙。
ただ、現代の経済成長のフックには、なんらかしらのアヘンがかたちを変えて投与されていて、それを悪と捉えるのかどうなのかは、人それぞれかな。