テスラ株がまた最高値更新、勢い止まらず－投資家が電気自動車に期待

（ブルームバーグ）：電気自動車（ＥＶ）メーカー、米テスラの株高は勢いが止まらない。19日の米株式市場では最高値を再び更新した。数十年先にはＥＶが世界の自動車市場を支配しているとの投資家の楽観がＥＶ銘柄の株価を押し上げた。

テスラはＥＶ銘柄の上げをけん引。一時4.5％高の508.61ドルと、最高値を記録した。エレクトラ・メカニカ・ビークルズやニコラなども上昇している。

英国は電気自動車を評価、新たな雇用創出の機会をもたらすと期待を寄せている。ジョンソン英首相はガソリン車とディーゼル車の新規販売禁止の時期を従来計画から10年前倒し、2030年とした。

原題：Tesla Hits Another Record as EV Mania Unleashes Industry Rally（抜粋）

注目のコメント

岡村聡
S&S investments 代表取締役
・2020年11月20日
S&P500採用や目標株価引き上げとかの材料もあるけど、大統領選後の波乱の相場展開に一縷の望みを託していたショート勢がついに全滅する勢いで締め上げられているのが1番大きいと思う。テスラは空売り勢のロス金額で人類史上最大を記録しただろう #米株 #テスラ
与島大悟
電子部品メーカー　経営管理
・2020年11月20日
カリフォルニア、上海に続いてベルリン、テキサスに生産拠点を作ると発表済。年間200万台規模の生産能力になると想定。
モデルもセダン、7人乗り、スポーツ、ピックアップまで揃える予定。
リチウムイオン電池も内製化に向け開発済。

EVは価格や充電時間、航続距離、リチウムイオン電池の供給能力の問題を抱えたまま。
限られたマーケットでの競争になり、先行しているテスラの寡占になりそう。
株価はまだ上がると思います。

次点はフォルクスワーゲンで、テスラの数年遅れで同様に生産能力、モデル数拡大、電池内製化を進めています。
日本、北米の自動車メーカーはEVのスピード感についていけていない。

EVは、拡大しても自動車市場全体の3割ほどと言われていますが、内燃機関の市場が小さくなることは確実ですので、日本メーカーは統廃合が進みそうです。
山崎恵司
JLL Director
・2020年11月20日
電気自動車と自律運転自動車。
公共交通機関のあり方の変化とエネルギー革命がキーワードの一つ。