[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は18日、ユーロ圏の銀行が抱える気候変動関連エクスポージャーの評価を2022年から開始し、結果に応じて資本要件を設定すると明らかにした。

ECBが今年に入り作成した指針によると、銀行は炭素集約型企業の株式や、異常気象など環境リスクが発生しやすい場所にある保有資産のリスクを考慮するよう求められる。

監督当局は来年初頭にも銀行側との協議を開始する予定だが、各行ともデータ収集や業務変更には時間がかかるとみられる。

ECBは声明で「2022年から、銀行の慣行に関する綿密な監督評価の実施を開始する」と述べた。