連合、ベア「2%程度」要求へ 21年春闘、6年連続
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毎年新聞に載る昇給率は、定期昇給とベアの合計です。年功序列が色濃く残る我が国では、高給の高齢者が会社を去って低賃金の新人が入り、既存の従業員の給料が賃金テーブルに従って上がる定期昇給が毎年2%弱ありますから、賃金テーブル全体を引き上げるベアが2%上乗せされると、公表される賃上げ率は4%近くに達します。アベノミクスによる成長の最中でさえ、見たことのない数字です。
GDPは人々が国内で働いて1年間のあいだに新しく生み出すモノとサービスの価値で、取りも直さず、日本の政府と民間が分けて使える所得です。その所得が大きく減る中で、それだけの賃上げが果たして出来るのか。上がって欲しいとは思うけど、先ずは我が国を成長軌道に乗せないと、実際には難しいんじゃないのかな・・・ (・・?ちなみに、労務行政研究所資料からリーマンショック後の賃上げ結果を振り返れば、2009年度が1.83%、2010年度が1.82%でした。
リーマン後はありませんでしたが、今回も政府が賃上げ要請するでしょうから、さすがにこの水準は上回ってほしいものです。