日産が三菱自株売却検討着手、資本関係維持の必要薄れる-関係者
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この報道をみると、事業提携を維持、資本関係を解消という流れの模様。日産の資金繰りですよね。
株の買い手はMHIとMC(場合によってはルノー?)にファーストコールがあるのでしょうが33.9%の日産持分をかりに全部手放すとなると、政府系や一般投資家向けの売り出しもありかなあ。あるいはEVで協業できる企業で東南アジアに足掛かりが欲しい企業もてをあげるのかも。
日産が株主から外れた場合には、ルノー・日産連合からの遠心力もつよまりそう。経営陣には大きなプレッシャーになってかえって株主には良いと見ます。アライアンス自体は資本関係がなくてももちろんできます。ホンダとGMが車台の共用も含めたアライアンスを組みますが、資本関係は独立のままです。
三菱のような規模ではアライアンス抜きには生き残れないでしょうが、今回のことでルノー・日産以外との関係づくりが可能とポジティブに考えるか、放り出されるとネガティブに考えるか、私にはよく分かりません。
日産の資金繰りは当面問題ないようですが、それも一因のように思います。先日も高利の外債を1兆円発行しましたが、金利も相当額になりますから。日産側は共同開発などさらに踏み込んだ提携関係を模索していたようですが、三菱は独自の開発や販売チャネル維持にこだわっていたようでした。そうなると日産としては買値を下回っているとは言え、三菱株の現金化を当然検討することになりますね。
軽自動車はどうなるのかな。