[ソウル 16日 ロイター] - 朝鮮中央通信(KCNA)は16日、金正恩朝鮮労働党委員長が党政治局会議を主宰し、新型コロナウイルス対策の強化を指示したと伝えた。

KCNAによると、27日ぶりに公の場に姿を現した金氏は、厳戒態勢を維持し、感染症対策を強化する必要があると強調した。

世界保健機関(WHO)によると、11月初旬の時点で、北朝鮮は1万2000人以上のウイルス検査を実施し、新型コロナの感染者は報告されていない。

WHOによると、10月の最終週には合計6173人(うち8人は外国人)が感染の疑いがあるとされ、174人が隔離された。

金氏は10月に開かれた党の政治局会議で、来年1月の党大会に向けて各セクターが目標を達成できるよう国を挙げて取り組む「80日戦闘」を呼び掛けた。