北朝鮮・金正恩氏が来夏に日本へ? 政府・与野党内に広がる臆測の背景は
毎日新聞
2020/11/15 14:30(最終更新 11/15 14:33)
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北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が来夏に延期された東京オリンピック・パラリンピックに合わせて来日? 政府・与野党内で、こんな臆測が広がり、注目を集めている。実現すれば、日朝首脳会談にもつながるのだが――。
きっかけは菅首相発言
発端は11月5日の参院予算委員会。菅義偉首相の発言だった。立憲民主党の白真勲氏から「金委員長が東京五輪の機会に来日した場合、会談に応じるのか」と問われ、こう語った。
「仮定の質問に答えるのは差し控えるが、良い機会と思う」
首相は拉致問題の解決を最重要課題に掲げ、北朝鮮による拉致問題の前進に向けて「無条件での日朝首脳会談開催」を呼びかけている。この発言により、「金委員長の東京五輪への招待」の可能性がささやかれた。
首相は10日、来日した韓国情報機関トップの朴智元(パクチウォン)国家情報院長と会談した。この会談を巡り、韓国紙が、…
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