[モスクワ 12日 ロイター] - ロシア連邦統計局の速報値によると、今年第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比3.6%減となった。新型コロナウイルスの世界的大流行と主要輸出品である原油の価格下落が響いた。

第2・四半期のマイナス8%よりも小幅な落ち込みだった。第1・四半期は1.6%のプラス成長を記録していた。

ロイターがまとめた第3・四半期経済成長率のアナリスト予想平均はマイナス4.5%だった。

ロシア中央銀行は今年の年間成長率がマイナス4─5%になると予想している。

経済発展省は年間成長率のマイナス幅が3.9%以下に収まり、来年はプラス成長に回帰することを期待している。