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これは以前から言われていたD614G変異に関する続報です。

現在流行するコロナウイルスは初期に流行したウイルスとは、人の細胞にくっつくための場所であるスパイクプロテインが少々異なり、このD614G変異と呼ばれる変異を獲得したものが優位になっていることが知られています。

すでに少数の研究で、この変異の獲得により感染性が高まっていることが示唆されていたのですが、本研究では、人の気道の細胞およびハムスターを用いて、改めて感染性、競合的適応、伝播のいずれもが高まっていることが示唆されました。

しかし、別の研究で、ウイルスの増殖能力が高まっている可能性はあるものの、その病原性については変わらず、重症化への影響などに変化がないことも示唆されています。

引用されたScience誌の論文はこちらだと思います。
https://science.sciencemag.org/content/early/2020/11/11/science.abe8499
当初から推論されていたことが、ハムスターとはいえ、検証されたということですね。
ただ感染力が強いだけで、重症化力(?)はまた別の話、というにならいいが、怖いのは、今後、欧米からの入国規制が緩んで、感染力も重症化や死亡者数も高い、その変異したという欧米型のウィルスが広がり、ジャパンミラクルが一時の神話に終わることだ。今こそ水際対策を厳重に行なってほしい。
ワクチンの有効性との関係は現段階では、わからないと思いますが、変異を考えると、しばらく絶対は言えないなと思います。
ウイルスの変異はよく見られることだと理解しています。
問題は、変異が強毒化であるかどうか?かと。
この点は、どうなのか、踏み込んだ実験は出来ないのでしょうか?
まあこれはこれで事実でしょうね。なので、最初の段階で免疫ある程度拡げておいた方が安全だったんじゃないの?と。
河岡義裕・東京大医科学研究所教授らのチームが「初期のウイルスに比べ、変異によって感染力が強くなったことをハムスターの実験で確かめた」とのこと。ジャーナルはサイエンス。
タンパク質を構成するのは無数のアミノ酸であり、今回の発表は、ウイルスのとあるタンパク質に1箇所のアミノ酸変異があることで感染力が増強された、というもののようです。
その1箇所とは、Sプロテインの614番目のアミノ酸であり、アスパラギン酸(D)からグリシン(G)に変わっているとのこと。山田proのおっしゃっているのはそういうことです。

アミノ酸一つひとつには、いわば個性のようなものがあるので、それが変わるとタンパク構造が変わることはよくあり、それが様々な現象に関与することは全く珍しいものではありません。ウイルス感染は、ざっくり言うと、宿主のタンパクとウイルスのタンパクの相互作用なので、構造が変わればその辺りの作用も変わる可能性があります。

これまで「そうだろう」と思われていたことに1つの科学的根拠を付与したところが、この仕事のすばらしいところだと思います。