[リヤド 12日 ロイター] - サウジアラビアのサルマン国王は12日、世界各国に対し、イランの核開発に「断固たる対応」を取るよう呼び掛けた。政府諮問機関への年次演説で述べた。

国王は「我が国はイランの地域計画や他国への干渉、テロリズムの育成、宗派主義の扇動といった危険性を強調し、大量破壊兵器や大陸間弾道ミサイル開発計画の徹底した監視を保証するべく、国際社会が断固とした立場を取るよう求める」とした。

国王の演説に対するイランからの反応は、これまでのところみられていない。

国営サウジ通信(SPA)は深夜、国王演説の全文を報道。また国営テレビは、国王が王宮から、諮問機関のメンバーに向けてバーチャル演説を行っている写真を放映した。