[ドバイ/ロンドン 11日 ロイター] - イランの予算計画当局幹部は11日、ファルス通信に対し、3月以降の同国の石油輸出は、最大で日量70万バレルに達したと明らかにしたが、その後に発言を撤回。輸出量は、同国の来年度の輸出計画に触れたものだったと説明した。

2015年に6カ国が締結したイラン核合意から、米国が18年に離脱し、イランに制裁措置を再発動して以降、同国の石油輸出は、これまでの日量250万バレル超から減少している。

イランのザンギャネ石油相や関係当局は先に、イランのエネルギー産業を標的にした米制裁措置を回避するため、石油輸出統計を公表しないとしている。