ジョージア州（共和党州知事）が僅差であるため再集計するというのは一応理屈は通るし、その権利はあると思うが、ミシガン州（民主党州知事）は証拠のない証言の束でしかないので、提訴しても勝ち目はないように思う。

ワタシのシゴトの例えで言うと、学期が終わって成績を出したあとで来た、letter gradeに影響しない事がほほ明らかな、テストの1点減点への質問に、どう答えるか、というハナシですかねぇ:

a) 成績に影響するはずないし、そんなの悪あがきだ、とチェックしない

b) 採点者と共にチェックをして、最終的に成績は変わらなかった、と伝える もし変わったら、謝罪する

a) とb) どちらが良いですかねぇ




ちなみにワタシは質問が来た時点で、" thanks for your question." と、必ず添えるようにしていますよ、その質問が "hey kazu," で始まってても

宣誓供述書に記された「不正」の内容が、開票結果の確定を差し止めるほどの重大性と規模を持っているかどうかですが、地元メディアで報じられているその内容の要旨を見る限り、かなり厳しい内容。ミシガン州の選挙人は選挙結果の確定を受けて、多数を得た候補に投票することを法律で義務づけられていますので、トランプ氏陣営にとっては期日までに結果を確定させないために時間を稼ぐための訴訟、という印象です。

ミシガンの提訴など、いくつかの州でバー司法長官が動き出す可能性が指摘されています。それを含めてどうなるか。

このジョージア州の手作業による再集計が一つの転機となるだろう。この結果が機械によるカウントと大きな差がなければ、トランプ大統領の敗北宣言へと繋がっていくだろう。逆に大きな差異が出てくるようだと、その他の州の再集計にも波及する可能性がある。ジョージア州の再集計が終わる20日前後は重要な日になりそうだ。

米国は国土が広いから、投票所、集計所のすべての場所で１００パーセント、手違いがなかったなどということはありえない。それはどこの国の選挙でも同じ。不正や計算違いの票が一票もなかったという選挙など、どこの国の選挙にもない。要は個々の不正、マニュアル違反、計算違いがあっても当選者が逆転するほどのものであったのか否かということにつきる。監視カメラを点検し、票を数え直しして、二重の投票疑惑（投票所と郵便で２回投票したという噂あり）などの疑問票を総てカウントしても当選者が逆転することはないという点では、コンセンサスができている。それでも当選者確定の発表をしないのは、敗者に対する配慮からだろうか。
米国は世界の軍事情勢と経済の安定に深く関わっているのだから、米国だけの問題ではない。迅速に次期大統領を公式に確定していただきたい。

はっきり言って、タイミング的に「遅い」です。

訴訟沙汰の準備をするとトランプ氏の怒りを買うので（「選挙での負けを前提とした準備などするな！」という）、弁護団が準備をしていなかったとも報じられています。

ビジネスでは、最悪の事態も想定した上でできる限りの準備をするのが定石です。

報道が本当なら、トランプ氏はビジネス感覚も鈍ってしまったのでしょうか？

(他記事へのコメント転載)
ジョージア州は今週末から手作業での再集計を行うと発表。現在の票差は1万4000票、得票率で0.29%差。ジョージア州選出の共和党コリンズ下院議員によると手作業での再集計はトランプ陣営の要望によるもので、透明性の勝利だと述べている。これは覚えておきたいですね。まぁ再集計でも負けたら今度は不正な票が一杯あると論点をスリ変えて来るでしょう。

法廷闘争ですが、すでにトランプ陣営が提起した訴訟の半分以上は棄却されています。認められたのは政党の選挙監視人がもうちょっと開票作業している人の近くに立てるようにせよってもんぐらいです。ペンシルバニア州ではトランプ陣営の弁護士に対して判事が「確認だが、あなたは投票に不正があったと主張している訳ではないんですね」と尋ねたところ「はい、現時点ではその通りです」と弁護士は回答。アメリカでは判事に対して虚偽の訴えをすると弁護士資格を剥奪される可能性があるので、証拠もなくトランプの主張を法廷で訴えるバカな弁護士はいないようです。

(追記)
RCPでもバイデン279票で当確になってんだけど。ペンシルバニアはバイデン当確のままになってるけど、撤回とか書いてるコメントは何見てんだろ。

ジョージア州がすべての票を手作業で再集計すると表明。トランプ陣営はミシガン州の選挙結果不承認などを求める訴訟を新たに起こしたとのこと。