【沖野修也】異質なものの「間」から、100年先のスタンダードが生まれる
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沖野さんがNewsPicksに!。渋谷のクラブROOMは学生時代よく通いました。ネットも発達していない頃あえてメディア露出をしないROOMは学生にはやや敷居が高い場所だったのですが、いざ中に入ってみるとクラブには珍しくカクテルもしっかり作るし店員も皆フレンドリー。入りにくいが入ってみると居心地が良い。これはまさに京都的とも言えるかもしれません。
沖野さんは世界に招聘される数少ない日本人DJですが、それのみならずDJ的なセンスを抽象化し語る論客でもあります。著書「DJ選曲術」では曲の要素を因数分解しそのどの要素で繋げていくかというDJという知的なゲームを言語化した初の本だと思います。この考え方はビジネスにも応用可能だと思いますし自分も多大な影響を受けています。
注目のコメント
フロアは社会の縮図であり、DJの仕事には新しいものを生み出すエッセンスが含まれている。沖野修也さんの話を聞いて、そう思いました。
最初、「肩書き何にします?」って相談したくらいマルチに活動されていますが、その起点にはジャズやファンクを軸にした異質な音の掛け合わせと、クラブという現場がある。
世界や音楽業界といったビッグピクチャーと、音の質感や客の反応のディテールを両方見ながら、レコードを操り、足りないピースは自ら創作する。
自伝から選曲術、ビジネス書まで執筆する書き手でもあるだけに、とてもロジカルに自分の活動を選び、意味づけされています。即興と論理のバランスが絶妙で、沖野さんの人生がおもしろい。
編集者でもマーケターでも商品企画でも、自分にとっての「間」はどこだろうと、ビジネスに置き換えながら読んでもらえるとうれしいです。
連載も2年目に入りましたが、このインタビューの後、ついにアストロンを買いました。「ひとつのスケールに縛られてないか?」と問いかけるガジェットとして、末長く愛用したいと思います。大室先生からの繋がりで何度かお会いしたことがあるDJの沖野修也さん、まさかNewsPicksでお目にかかれるとは思いませんでした。昨年、大室先生とNPで「転職」について対談したことがあり、そこで大室先生が「転職に有用な能力」として表現した「DJ力」という言葉がPetitバズったのですが、その元ネタがこの沖野修也さんですよね。確か。
DJとしての選曲だけでなく、キャリアも人生も「分解して繋いでる」印象の沖野さん。とても魅力的です。