[モスクワ 9日 ロイター] - ロシア保健省当局者は9日、ロシアの国立ガマレヤ研究所が開発している新型コロナウイルス感染症ワクチン「スプートニクV」について、感染を防ぐ有効性が90%を超えているとの見解を表明した。

保健省傘下の研究所のディレクター、オクサナ・ドラプキナ氏は「大規模なワクチン接種プログラムの下でスプートニクVの接種を受けた人々の経過観察を行っているが、有効率は90%を超えている」と述べた。

ガマレヤ研究所のアレクサンドル・ギンズブルク所長は「第3相治験の中間結果を近く公表する。有効率は高いと確信している」と述べた。

この日は米製薬大手ファイザー<PFE.N>が、独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック<BNTX.O>と共同開発する新型ウイルス感染症ワクチンについて、臨床試験(治験)で感染を防ぐ有効率が90%を超えたと発表した。