【中国発】新ハブ「海南島」は、ポスト香港になれるのか?
NewsPicks編集部
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観光地としての強みは出せるのかもしれない。
税制優遇策で確かに企業は一時的に集められるかもしれない。
航路がどれくらいかにもよるが、経由地としての強みなども作れるのかもしれない。
しかし、かつての香港が持っていた良さはそんな形では再現できないし、できるとも思っていないだろう。
金融都市にすることは、税制が何とかなれば何とかなるような甘いものではない。
例えば香港はUS$と連動した香港ドルを使っている。このカレンシーボードについてはアジア通貨危機を乗り切ったことでも知られる強力な仕組みである。越境資本移動規制の影響が強い人民元ベースでの都市で何とかなるなら、とうの昔に上海などが金融センターとなっていた筈である。
また、香港はUKの統治の影響からか、ビジネスのみならず日常会話でもまだ英語は使える側面が強い。これは新たに整備して中国語ベースで組んでも太刀打ちできるものではない。
結局、国内向けの代替都市として、がせいぜいではなかろうか。仕事とプライベートで何度も海南島へ行ったことがあり、海南島の近年の急発展は目に見えています。それでもポスト香港はまだ言えないと思います。
香港は国際金融センター、貿易センターなどの地位を築いてきました。香港情勢やコロナにより、大陸からの観光客が激減し、観光都市としての役割が弱体化しつつあり、多くの観光客は海南島に流れている動きが見られました。ビザが要らないことも大きい。
しかし、製造業が集中して広東省から離れていること、中国国内の厳しい金融規制があることから、貿易機能や金融機能はあまり期待できません。海南島より深センが近いかもしれません。
何れにしても香港弱体化の流れは変わないでしょう。