[6日 ロイター] - エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズ<BKR.N>が発表した6日までの週の米国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は、前週比4基増の300基だった。2018年6月以降で初めて、8週連続での増加を記録した。リグ稼働数は5月以来の高水準となった。

リグ稼働数は、8月14日までの週には過去最低の244基に落ち込んだ。うち石油リグの稼働数は15年ぶり低水準の172基だった。

6日までの週は、石油リグ稼働数は5基増の226基で5月以来の高水準。天然ガスのリグ稼働数は1基減の71基。

この週は米原油価格<CLc1>が2週連続で、一時的に1バレル=35ドルを割り込み、5月以来の安値を付けた。6月中旬から10月下旬ごろにかけては、40ドル前後で推移していた。

原油先物は年初の水準から約39%下落している。ただ、新型コロナウイルスの感染防止策として導入されたロックダウン(都市封鎖)が解除されれば世界の経済とエネルギー需要が回復するとの期待感から、原油先物はこの7カ月間におよそ98%上昇している。