2020/11/8

【完全解説】ゼロからわかる、スタートアップの資金調達

スタートアップ経営/シニフィアン共同代表
連載「プロピッカー新書」。今月のテーマは「スタートアップファイナンス」だ。
昨今の日本ではスタートアップに資金が集まりやすい環境になり、「〇〇社がシリーズAで〇億円調達」といったニュースを目にすることも増えてきた。
そこで頻出する「シード」「シリーズ」「ラウンド」などの用語や、名もない企業が資金調達を経て成長する流れについて、どれくらい把握しているだろうか。自身がスタートアップに関わらない限り、正確に理解している人は多くないかもしれない。
しかし現代は、歴史ある大企業がスタートアップと業務提携をすることも珍しくない。ビジネスパーソンであれば誰もが「自分ごと」になる可能性があるのだ。
そこで本連載では「いつ、どれくらいの資金を、どんな条件で、誰から調達するか」というスタートアップの資本政策について、グロースキャピタルの運営などを手掛けるシニフィアンの共同代表、村上誠典氏が4回にわたって解説する。
全4回 予告
①スタートアップの「成長ステージ」総まとめ
②資本政策の重要ポイント、よくある落とし穴
③未上場と上場のメリット・デメリット
④赤字企業に巨額の時価総額がつく理由

まず、各ラウンドの特徴を理解する