新着Pick
177Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
実際の行動を測定している点が非常に意義のある研究。ちなみにここで扱われている「豊かさ」は、イギリスの国勢調査によるもので、所得や就業率、犯罪率などに重みづけがなされた指標である。論文中にも書かれているように(原典:Zwirner E, Raihani N. 2020 Neighbourhood wealth, not urbanicity, predicts prosociality towards strangers. Proc. R. Soc. B 287: 20201359.)、そもそも地方と都市部の親切さについての研究は一貫していたわけではない。本研究の結果から見えてきたのは、都会の低向社会性は、都市部のほうが地方よりも経済状態が不安定な場所が含まれている可能性が高かったことによる可能性である。これまでの研究からも、厳しい環境下においては他者を信頼することは難しく、向社会性は低くなることが指摘されている。私としては個人要因よりも地域全体としての「空気感」が作られていくことに注目したい。地域の豊かさがある程度担保されることで、社会関係資本(地域の人を信頼する基盤)が作られる可能性があるということだ。そして互いに助け合い、社会的ルールを守る空気が当たり前になってくれば、それが逆が地域内の信頼関係を作り出すことにもなる。つまり社会関係資本こそが実は鍵概念であり、それを支える要素が人口規模(都市度)ではなく、社会経済状態なのだということであろう。
非常に面白い研究結果ですね。日本のことわざにも、「金持ち喧嘩せず」という言葉があります。
モナコ(金持ち国家)では、家に鍵がかかってないと聞いたこともあります。(笑)

当たり前ですが、自らが安心できるポジションになければ、人にやさしくなどできないということで、生物ならば当たり前かなと思います。
マズローの欲求5段階でも、まずは安心できる生存環境です。
安心安全欲求が満たされてこそ、次の欲求にいけます。
「食料や住居といった物質的な保障が満たされている」というのは最も基本的で重要なところですよね。

記事にはないことですが、時間的な余裕というのも豊かさです。

金銭にはレバレッジがかかりますが、時間は万人に平等で、1日24時間です。

よく言われる「都会の人は冷たい。田舎のほうがあたたかい」というのは、都会の人のほうが忙しく時間に追われているという側面もあるかと思います。
非常に面白い研究結果だと思いました。今後、地方移住を考える人や、「田舎と都市」の関係性を考察する上でも、なかなかインサイトのある内容だと思います。
特に、タイトルはミスリーディングに要約してしまっていますが、ここであげられる「豊かさ」の定義が面白いと思います。金銭的な富んでいる・貧しい・ではなく、「食料や住居といった物質的な保障を欠いている」かどうか、であり、それにより、「小規模で緊密な社会ネットワークを作る傾向」=つまりムラ社会、ウチソトが強烈にある世界観を作る傾向にあるという点です。

多くの地方都市において、「文化的素養」や「文化的な豊かさ」があるかないかが、ウチソト感情があるかないかと強い相関関係にあるな、と感じていたところですが、つまり「物質的な保障」さえも危うい歴史的・地理的な地域では、「文化」が育ちにくい、ということと関係しているのだと思います。

移住先を選ぶ、これから仕事をしていく地域を選ぶ、付き合っていく地方を選ぶ上で、重要な指針になると思います。
まぁこれは都市部でも農村部でも「金持ちは親切」はあるよね...。やはり余裕があるかどうか、衣食足りて礼節を知るとは昔から言ったもので。もちろん貧しくとも親切な人や、豊かでも意地悪な人もいるが、平均値としてやはり余裕の有無 大きい。平均所得を引き上げることは多角的に大切。
面白い論考。

集落などのコミュニティや、町内会のコミュニティ、そして会社というコミュニティ。あらゆるコミュニティで、このような人間の特徴が表れるのであれば、経験してきたことも説明できるのではないかと思う。

”助け合う社会に必要なのは「格差を狭める」こと”とあったけど、殺伐とさせないのは格差を減らすことであり、下方に合わすことではないんだろうなあ、と思う。企業なら社内の風土として、助けあう文化でありたいものだよね。信賞必罰ではないんだろうと思う。

関連して、大統領選の過程で垣間見えるアメリカ社会というのは、格差が広がったが故に、双方に思いやりが欠けた姿のようにも思える。
手紙なんか落としたら、小さな町の人は中身も見るよ。
「金持ち喧嘩せず」ということか。