RCEP15日にも大筋合意へ 日本が中韓と貿易協定締結は初めて

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東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の首脳会議で握手する安倍首相(右端)ら各国首脳=バンコクで2019年11月4日、ロイター
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の首脳会議で握手する安倍首相(右端)ら各国首脳=バンコクで2019年11月4日、ロイター

 日本が中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)などと巨大な経済圏の実現を目指す東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の首脳会議が15日にもテレビ会議方式で開かれ、経済連携協定に大筋で合意する公算が大きくなった。日本が、昨年の輸出入総額1位の中国、3位の韓国と貿易協定を結ぶのは初めてで、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた経済回復への期待もある。当初参加方針だったインドは参加を見送る見通し。

 首脳会議には、日中韓、オーストラリア、ニュージーランド、ASEAN(10カ国)の15カ国が参加する見通し。今月にオンライン形式で行われるASEAN首脳会議に合わせて、開かれる方向だ。開催されれば昨年11月以来となる。日本政府関係者によると、各国間の協定の案文調整も進んでおり、調整が整えば署名することも検討している。

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