米エアビー、来週ＩＰＯ申請へ 12月ナスダック上場視野＝関係筋

［５日　ロイター］ - 米民泊仲介大手エアビーアンドビーが、１２月のナスダック市場での新規株式公開（ＩＰＯ）に向け来週申請する計画であることが、関係者２人の話で分かった。実現すれば今年最大級のＩＰＯとなる。

関係者によると、１２月に公開価格レンジを設定し、投資家向けロードショーを行うという。ただ、時期は市況に左右されるとした。

ロイターは１０月、エアビーアンドビーがＩＰＯを通して約３０億ドルの資金調達を目指していると報じた。時価総額は３００億ドル超に達する可能性があるという。

コメント

注目のコメント

• 山田 聡

  株式会社10X 取締役CFO

  ・2020年11月06日

  資産に縛られて動きづらいホテル事業者と違い、コロナ影響により密な都市部から疎な地方部への旅行需要を的確に捉え、リストラもタイムリーに実行することで、すでに業績を回復させているAirbnb。コロナ影響がまだまだ見えなかった5月ごろからすでに年内のIPOを実施すると明言していた社長ブライアン・チェスキーのハンドリング能力も含めて非常に興味深い限りです。
• 村上 誠典

  スタートアップ経営/シニフィアン共同代表

  ・2020年11月06日

  コロナで業績が一気に落ち込み、大変な状況と経営判断を求めらていたようですが、足元「ホテルは密だから、民泊のほうが安心」と一気に需要が回復しているという報道がありました。この辺りのモメンタムを鑑み、上場の判断をしたと思います。
  
  来週早々にS-1ファイリングがでますので、情報が一気に出てくると思いますので要注目。IPOはこの記事の通り3兆円を超える時価総額で、１２月のロードショーを想定しているようです。
  
  （参考記事）
  https://techcrunch.com/2020/11/05/4-questions-as-airbnbs-ipo-looms/
  
  ブライアン・チェスキーCEOインタビュー
  https://www.businessinsider.jp/post-219825
• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2020年11月06日

  本来は投資家にとっておいしい今年最大のIPOになるはずだったのですが、逆に会社としてどうしても必要になった感がします。航空会社など数年先まで悲観的な見方が多い中で、本当にどのくらいのバリュエーションになるか興味があるところです。