苦境の地方百貨店、生き残り策は 三越伊勢丹HD社長
そこが知りたい
三越伊勢丹ホールディングスが業績改善に向け構造改革を急いでいる。杉江俊彦社長はリストラを進めてきた地方店を、不動産賃貸の拡大やデジタル活用などで「大胆に変える」という。集客の目玉だった冬セールも収益面の効果が薄いとして規模を縮小する。新型コロナウイルスで経営環境が激変する中、生き残りに向け競争力を磨く。
不動産賃貸・通販に活路
――足元の新型コロナの影響はどうですか。
「5月ごろに想定したより客足の戻りが早い。9月は昨年の増税前の駆け込み需要の反動減(国内百貨店で前年同月比37.5%減)が響いたが、高額品や食品は堅調だ。一方、スーツや贈答品は今後も厳しい。カテゴリーごとの明暗が分かれるだろう」
――近年は地方店の閉鎖を進めてきましたが、追加リストラは。
「可能性は否定しないが
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?